次回展覧会

Miyaji Yuji, Wating for Spring, 2020, Watercolor of Canvas


この度ギャラリー碧では宮地佑治の初個展を開催いたします。
1934年桐生市生まれ、1959年東北大学文学部美学美術史科卒業。以降桐生市にて活動。戦後早い時期より盛んであった美術グループや桐生の画家たちと切磋琢磨し合い、中でもオノサトトシノブと衝撃の出会いを果たし15歳より師事する。

主な展覧会に、1961年「第一回個展」(東京)、1964年「第六回現代日本美術展」入選、1983-1986、1991年ギャラリーねこ(東京)、1994-1997年「石井克・宮地佑治二人展」シマ画廊(桐生市)、2011年ギャラーインザブルー(宇都宮市)、2014年ギャラリーファンタジア(佐野市)などがある。


宮地佑治は日々の自然の変化や生命の営みを一貫した独自の抽象技法で表現します。

「自然現象を色点の要素に分解する」と語る宮地の作品は、キャンバス上で無数のきらめく線と色彩とが交差しています。それは鑑賞者が内に宿す光の記憶との思いがけない出会いを感じさせます。

光を媒介に色を信号として受け取る我々の脳は自然現象の一つであり、宮地作品が放つ光との出会いそのものが自然現象といえるのかもしれません。

本展では1979年から今年制作のペインティング作品27点を展示予定です。普遍的な意識に揺らぎを与えるであろう宮地の風景世界を是非ご高覧ください。

展覧会名  記憶の中の光
作家名   宮地佑治(みやじゆうじ)
会期    2021年9月16日(木)- 9月28日(火) 休廊日9月22日(水)
開廊時間  午前10時 – 午後6 時
交通案内  JR足利駅、東武伊勢崎線足利市駅より徒歩16分
      お車でお越しの際は近隣の巴町駐車場をご利用ください。